活動報告

2015年10月26日

IPU(列国議会同盟)会議に出席

  10月17日~21日まで5日間、スイスのジュネーブで第133回IPU(列国議会同盟)会議が開催され、日本の国会議員代表団の一員としてこれに出席しました。

  IPU会議は、1889年に設立され、国際平和の確立や環境保全、あるいは議会制民主主義の確立などをテーマに、各国の議員が集まって対話をすすめる会議で、現在、世界の166ヵ国(今回の会議でフィジーの再加盟が承認され167ヵ国・地域)が加盟しています。本年は約130ヵ国から代表団が集まり、日本からは、団長=鈴木俊一衆議院議員(自民)、副団長=私(加藤敏幸)、団員=西村智奈美衆議院議員(民主)の3人が参加しました。

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  以下、本会議と常設委員会における討議、議決等の経過です。

1.本会議

  「より公平で、賢明かつ人道的な移住のための道義的及び経済的責務」をテーマに一般討議が行われ、私も発言し、「難民問題に対処するには既に発生している難民の保護のみではなく、難民を生み出している根本原因の解決のために取り組みを行うことが重要である」ことを強調しました。この一般討議の成果は議会声明として取りまとめられ、全会一致で採択されることになりました。

  また、緊急追加議題として、アラブ首長国連邦とスーダンから「国際人道法及び国際条約の諸原則に従い、戦争、国内紛争及び社会的状況により難民となった人々に、必要な保護及び緊急支援を提供するに当たってのIPU、各国議会、議会人並びに国際的及び地域的組織の役割」に関する議題案が提案され、これについて関連する決議案が採択されるとともに、民主主義及び人権に関する委員会提出の「デジタル時代における民主主義並びにプライバシー及び個人の自由に対する脅威」に関する決議案も採択されました。

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2.常設委員会

  いくつかの常設委員会のうち、「持続可能な開発、金融及び貿易に関する委員会」の討議に参加しました。ここでは、2015年国連気候変動会議に向けた議会の貢献」に関する討議が行われ、私は地球温暖化ガスの排出規制問題に関し日本の立場から発言しました。また「人類の有形及び無形文化遺産の破壊及び劣化からの永続的な保護の確保」を議題とした討論にも参加し、文化財保護に関する国際協力の推進など、我が国の取組みについて説明をしました。

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  さらに、常設委員会の一つの「平和及び安全保障に関する委員会」では「テロリズム:民主主義及び個人の権利への脅威に対する国際競争力を高める必要性」に関する専門家ヒアリングが行われましたが、これにも出席し専門家の見識を学びました。

3.ILO(国際労働機構)本部を訪問

  ジュネーブには多くの国際機関の本部がありますが、IPUの会議の合間を縫って、ILO(国際労働機構)本部を訪問しました。ILOでは、韓国出身のサンヒョン・リー政策部門担当事務局次長特別顧問と面談し、新興国や発展途上国の労働基準引き上げへの支援策、公務員労働者の労働基本権問題などついて意見交換をしました。