◇いまが日本の政治の正念場!
加藤:国会活動の一方で全国を駆け回っておられます。大変なハードスケジュールと思います。
若林:訪問先のみなさんからお励ましをいただき、充実した活動をさせていただいています。たくさんの意見もいただきます。年金や介護などの社会保障制度、日本産業の将来、政治とカネの問題、格差の問題。「政治に関心がない人が多い」なんてとんでもない。皆さんの不安や心配、真面目な思いにきちんと応える政治になってないことが問題なのです。今は日本の政治の正念場だと思います。
◇政府は年金制度の改革を正面から論議すべきだ。
加藤:お話にでましたが、年金制度への不安、これにどう応えるかは政治の根幹にかかわるテーマだと思います。
若林:同感です。国民の将来の生活を約束することは政治のもっとも基本的な役割です。年金制度を一元化して「同じ負担なら同じ給付の制度」にする、税金を主な財源にした最低保障年金を導入して無年金や年金の空洞化問題をなくす、民主党案に示されたような、抜本的な改革が必要です。
加藤:政府は年金制度の基本設計を正面から議論すべきです。民主党案は若林さんが中心メンバーになって、しっかりとした検討をしてまとめたものですから、ぶれない論議ができると思います。
◇政・官・業の癒着が税の無駄遣いの温床
加藤:税金の無駄遣いについては、参議院の決算委員会でもずいぶん厳しくチェックをしています。根は深いのです。予算の組み方から問題がある。国会に提出される予算書、この中には、例えば「港湾事業費」で何億円、と書いてありますが、どこの港にどう使うのか、肝心なところは書かれてない。
若林:そうですよね、明細が無くて役所は困らないのかと思いますがこれが困らないんですね。具体的な配分は「国会の外」で、業界団体、地方自治体、そして与党議員と役所(中央官庁)が決めている。天下りへの見返り、有力政治家の地元への配慮、すべてはこの中から生まれているのです。断ち切る方法はひとつ、政権交代の仕組みを作ることです。
◇若い人たちにしっかりした仕事を。安心して働けるワークルールの確立も急務。
加藤:若い人の雇用はまだまだ厳しい。しっかりした仕事を増やす産業政策も必要です。また、派遣や請負などの非典型雇用が急拡大していますが、安定した雇用のなかで職業能力を伸ばす、そのことに責任をもてないようでは日本の将来はないと思います。
若林:小泉―安倍政権の中で、働く人の顔が見えないマネーゲームが経済の主流であるかのような風潮になり、そのなかで様々な格差も広がりました。格差をさらに広げるのか、反省して是正するのか、今はちょうど分岐点だと思います。皆さんの声を政治的な力に変えるのが議員の役割です。引き続き精一杯がんばります。 |