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加藤としゆき
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report──加藤としゆき事務所だより
vol. 0 5
第44回総選挙の結果を真摯に受け止め民主党再建を!
2005.9.12
     
 第44回総選挙は自民党の圧勝、対する民主党の惨敗という結果に終わりました。民主党議員の一員として悔しい思いを禁じえませんが、国民の審判は100パーセントそのまま受け止めたいと思います。
 地域あるいは職域において多大なご支援をいただきましたことに厚く感謝し、ご期待に沿うことができなかったことを深くお詫び申し上げます。
 選挙結果の詳しい分析を踏まえ、真の敗因を明らかにし、早急に再建の方策を提示することが大切であります。詳しくは追ってお話しますが、民主党に内在する課題を厳しく直視することが肝心だと考えます。
 マニフェストこそ充実してはいたものの、政権を担う迫力において二段三段何かが不足しており、結果有権者に感動を与えることができませんでした。「郵政一本」「劇場型」とか言い訳は山ほどありますが、「興奮」と「感動」なくして政権交代などできません。「理性に勝り感性に劣る」ことが最大の敗因であると猛省するものです。  ともあれ大幅な議席変動でありますが、これは小選挙区制の特性によるもので選挙区ごとに得票数を見つめれば悲観することはありません。有権者の信頼をしっかりと築き上げれば明日は開けます。
 大敗をきしても政党責任は残ります。小泉政権に真の改革を迫り国民の犠牲を最小化させる責任を果たさなければなりません。批判に安住することは万年野党の道であり、自らの理想を捨て去るものです。
 所属議員数の大幅減による勢力減と財政難を乗り越え、結党の原点に立ち返り「捲土重来」を期します。
 更なるご支援をお願いいたしつつ、ご挨拶を終わります。

 

 
なぜ小泉首相の郵政民営化法案は否決されたのか
    「郵政民営化」は特殊法人などの改革の突破口にはならない
2005.8.11
     
 先の国会で「郵政民営化関連法案」は、衆議院では僅差で可決されたものの、参議院においては17票差で否決されるという異例の展開となりました。
  小泉首相は、反対した政党や議員を、改革に反対する勢力だと決めつけていますが、事実は違います。自民党議員も含め、過半数の参議院議員が法案に反対したのは、
国会での審議を通じ、この法案の持つ欠陥性と、それがもたらす地域や産業の混乱を懸念したからです。 今回の法案の大きな狙いは郵貯・簡保の340兆円の資金が有効に使われていない現状を変える事だと言われてきました。特殊法人など、「官」へ流れていた資金が、民営化によって「民」に回るようになる、これによって経済も良くなると、竹中大臣も何度も答弁しました。しかし、このことについても、今回の法案とは無関係だということがはっきりしたのです。
 かつては、財務省が郵貯、簡保、年金からお金を借りて、それを特殊法人や政府機関に貸し付けていました。この「財政投融資」という仕組みが無駄遣いの原因だということで、平成13年からは仕組みが変わり、「財投債」という名の国債を財務省が発行して、得たお金を特殊法人などに貸すことになりました。ところがこの「財投債」の主要な引き受けはやはり郵貯・簡保資金なのです。平成16年度の「財投債」の発行実績額は41.3兆円ですが、このうち29.6兆円は郵貯・簡保・年金の資金で引き受けています。市中発行(銀行や保険会社、個人が引受)された11.7兆円も含め、相変わらず「民から官」へのお金が流れています。
 この流れを変えるためには、政府方針で郵貯・簡保資金での財投債の引き受けをやめればいいのです。郵政公社の民営化とは無関係です。
財投債の引き受けを減らすことができないのは、特殊法人などの改革に着手していないからであって、郵貯・簡保のお金が流れるから改革が進まないというのはまさに本末転倒、問題のすり替えです。
 特殊法人、特別会計、独立行政法人、政府系金融機関などの公的資金の無駄遣いや天下り、合理化問題などは、郵政とは切り離して、行政改革の中心課題として徹底的に取り組むべきなのです。複雑な利権の絡むこれらの改革は簡単ではありません。中央・地方の行政機構の改革も含め、しがらみにとらわれない強い政治のリーダーシップが必要ですし、そのためには政権交代の実現が不可欠だと考えます。
 今回の衆議院選挙は、看板だけの郵政民営化の是非を問うものではありません。日本社会をミスリードしない、きちんとした政権をつくるための選択が求められている選挙なのです。
 ぜひとも民主党候補へのご支援をお願い申し上げます。

 

 

 
真の改革に向け、政権交代を!
2005.8.8
     
 本日(8月8日)の参議院本会議において、「郵政民営化関連法案」が賛成108票・反対125票と大差で否決されました。私は、反対票を投じました。
 郵政事業を民営化しようとする考え方には、現在、日本郵政公社で運営されている各事業をいっそう効率化する上で、また郵貯・簡保資金が財投債などを通じて事業資金となっている政府系の金融機関や公社・公団の改革をはかる上で、一定の意義はあると考えます。
 しかし、今回の小泉内閣が提出した法案は、
まず民営化そのものの目的が明確でない上、事業の多角化を含め各郵便局の経営的に展望が見いだせないこと、社会的インフラである郵便ネットワークが崩壊する懸念があること、中小金融機関を含め民業を圧迫する危険性があること、350兆円の郵貯・簡保資金が市場に出回ることによる金融秩序の混乱が予想されることなど、幾つもの問題点を含んでいます。参議院での特別委員会における審議では、民主党のみならず自民党の委員からも法案の問題点が指摘され、これに対し政府側が的確に答弁できず、法案の欠陥性は一段と明らかになりました。また、小泉構造改革の本丸は、「特殊法人」「特別会計」の改革であったはずですが、小泉内閣は郵政民営化を最優先させ、「民にできることは民に」とか、「官から民へ」といったスローガンを掲げるのみで、本質的な改革を回避してきたわけです。
 今回、衆議院において僅差で可決した法案を参議院で大差で否決するという事態になりました。これは自民党内部における権力争いという面もありますが、参議院が党派を超えて法案の内容審議を優先するという本来の機能を発揮したものと言えます。
 小泉首相は、郵政民営化法案否決は構造改革路線や小泉内閣に対する不信任とみて、衆議院を解散することにしました。今後の日程は、8月30公示、9月11日投票となっています。すでに小泉政権は、年金、雇用、税制など当面する国民の生活課題に対応する能力を欠き、賞味期限切れになっています。
  この解散総選挙を政権交代の機会ととらえ、全力を尽くして選挙戦を闘っていくことにします。皆様の格段のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 

 

 
地球温暖化対策で法改正
2005.08.5

 地球温暖化対策に関し、今国会において二つの法律改正が行われました。

 一つは、環境委員会で審議された「地球温暖化対策推進法の一部改正案」、もう一つは、私が所属する経済産業委員会で審議され、8月3日の参議院本会議で成立した「エネルギー使用合理化法の一部改正案」(いわゆる「省エネ法」)です。
  前者は、本年2月16日に「京都議定書」が発効したことに伴い、CO2の排出削減を一段と強化していくための措置として「温室効果ガスの排出量の算出量の算定・報告・公表」制度を導入しようとするものです。
  後者の法案は、産業・運輸・民生部門における温暖化ガスの排出削減に関して、エネルギーの効率的な利用という側面からさまざまな対策を強化しようとするものです。
  この「省エネ法改正案」の主な改正点は、次のとおりです。

 

 

 

1、工場・事業所におけるエネルギー管理の強化
  各工場・事業所が排出(利用)する熱と電気を合算して、これが原油換算して年間1500kl以上のところを規制の対象に拡大する。これにより、規制対象工場は産業部門全体の約7割から約8割に広がる。各工場等に課せられる義務は、「中長期計画の策定」「定期報告」「管理者の選任」などである。

2、運輸関係における新たな規制の導入
  新たに、輸送事業者と荷主を省エネ法の対象とし、温暖化ガスの排出削減が遅れている運輸部門における省エネをはかる。具体的には、低燃料車の導入、エコ・ドライブの推進、輸送ロットの適正化、エネルギー使用量の定期報告などである。  一方、メーカーなどの荷主に対しては、貨物輸送における省エネ責任者を選任させ、鉄道や船舶利用の促進、他企業との共同輸送や積載率の向上などを促進させるとともに、年1回の計画の策定や委託輸送に関するエネルギー資料量などの報告を義務づける。これに違反する場合は、勧告・企業名発表・命令・罰金などを課す。

3、住宅・建築物への規制強化
  現行制度では、2000u以上の非住宅建築物については省エネ措置をとったことを所管行政庁に届け出ることになっているが、大規模改修の場合もこの届け出義務を課すことにする。一方、一般の住宅に関しては、2000u以上の場合は所管行政庁への省エネ措置の届け出義務を課すことにする(現行は努力義務)。

4、省エネ情報の提供促進
  電力・ガス会社等における省エネ機器の普及などについて実績を公表する。また 家電等の小売り店頭で、分かりやすい省エネ情報(年間消費電力や燃費など)を提供させる。

 
    この法律の改正案は、社会全体におけるエネルギー資源の有効利用とCO2の排出抑制を目的する省エネルギー対策を一段と強化するものです。 製造業においては、製造工程の改良や省エネ機器・省エネシステムの導入などによりエネルギー消費の節約に大きな効果を上げてきましたが、この改正案は、これまで温暖化ガスの排出削減が遅れていた運輸部門や民生部門に対して強い規制をかけようとするもので、各方面から大きな期待がかけられています。 なお、参議院での審議においては、この立法理念が生かされるよう、「附帯決議」として次のとおり政府に対して3項目の注文をつけました。
@運輸部門の新たな規制については、中小事業者に過大な負担にならないよう配慮し、また輸送事業者と荷主の連携による物流効率化を支援すること。
ACO2の排出削減に優れた機器の普及に支援策を講じ、トップランナー方式の対象機器の拡大をはかる。
B地球規模での温暖化対策を進めるために、米国、中国を含め、各国が共通の枠組みで温室効果ガスの排出削減に取り組めるよう、省エネ技術の発展途上国への普及など、我が国がリーダーシップをとること。
   
     
政策研究会を開催(第6回)
2005.07.25
 今月は職業訓練や労働者のキャリア形成支援策などをテーマに研究会を行いました。厚生労働省職業能力開発局総務課長の妹尾吉洋さんから「職業能力開発政策の現状と課題」について講演をいただき、電機連合産業政策部の渡会つや子さんからは「電機連合の職業アカデミーの取り組み」についてご紹介をいただきました。
  職業能力開発をめぐっては、離職者(求職者)の就職支援、ニートやフリーター対策、高齢者の就業支援、団塊の世代の退職による技能の空洞化対策、在職者の自発的能力開発の支援、仕事と家庭の両立支援など、就労構造や産業構造の変化に対応して多くの課題があります。両氏の問題提起を受けて、国として行う政策のあり方や、各企業における教育研修投資のあり方など、多くのテーマが浮かび上がりました。引き続き、このテーマでの研究を進めていきます。
   
     
中国人民元が切り上げに
2005.7.22
     

 中国人民銀行は、7月21日に、人民元を対米ドルで2.1%引き上げるとともに、為替相場がより安定する「通貨バスケット制度」を導入しました。
  人民元の適切な引き上げの必要性については、2年前から
「ものづくり日本」の再生のための一つの条件として必要であるとお話してきましたし、今年6月15日の「政策レポート」でも次のように主張しています。

 「中国の経済力に比べれば人民元の評価は低すぎ、多くの国が不公平感をもっている。WTO加盟国として、中国のみが自国に有利な固定相場制をとり続けることは決して好ましいことではない。なるべく早い段階で中国政府自らの意思決定によって実質的な変動相場制に移行すべきだ。しかし、中国と各国間の経済的相互依存関係が一段と強まっている中で、人民元を一挙に切り上げることは他国のとっても一概にプラスになるとは言えず、適切な時期に、適切な切り上げ幅で段階的に実施することが肝要だ」
                →政策レポートINDEX

  この視点からすれば、今回の人民元切り上げは日本政府も表明しているように、歓迎すべきものです。切り上げ幅が小幅に止まったことにより、中国経済への影響(輸出競争力の維持・海外からの資本流入・国内農業の保護など)はさほど大きくなく、中国で現地生産して輸出している日本企業の収益への影響も少ないと考えられますが、日本経済にとってみれば、中国からの輸入品価格の上昇や製造業の国内回帰を促すことになり、プラスとなると考えられます。
  しかし、依然として人民元は実質的に40%程度は過小評価されていると言われます。今後とも、アメリカをはじめ先進各国から、人民元のさらなる切り上げと、完全なる変動相場制へ移行の要求が強まっていくでしょう。私たちとしても、日中の経済関係のあり方と国際社会における先進工業国の役割と責務を意識し、中国政府のソフトランディングに軸足を置いた適切な対応を求めていくことが必要だと考えます。 

 

 
少子高齢社会調査会が中間報告
2005.7.13
     

  参議院は、「憲法調査会」のほか、「国際問題に関する調査会」「経済・産業・雇用に関する調査会」、ならびに「少子高齢社会に関する調査会」の調査会が設置されています。この調査会は、政策提言のための研究・調査の場として参議院だけに設置されているもので、一般的に3年間を1サイクルとして決められたテーマを扱います。
  私が所属する
「少子高齢社会に関する調査会」は、昨年の秋の10月12日に設置され、これまで、「少子化の原因究明と対策」「子育て支援策のあり方」「少子高齢社会のおける社会政策・都市政策のあり方」「社会保障制度や母性保護政策との関係」「子供を守る社会づくり」などをテーマに、学識者や行政担当者からヒヤリングを行ってきました。そして、数回にわたる委員会間の討議を経て、7月8日、これまでの調査経過と当面する政策提言をまとめた「中間報告」を扇議長に提出しました。
  提言の部分は @子どもにやさしい社会の構築、A子育てと仕事の両立支援の推進、B子育てに対する経済的負担の軽減、C女性の健康と生命の大切さ、D若者の自立の促進と教育――の5本柱から成り、政府や企業に対してその実現にむけた要請をしています。
  「中間報告」の要約は次のとおりです。全文は参議院のホームページのこちらをご参照下さい。


 「中間報告」の要約

 

はじめに
      政府はこれまで少子化対策をすすめてきたが、少子化の流れを食い止めるには至っていない。この流れを変えていく政策とともに、人口減少社会を前提にその影響を最小限にする政策も考えていかなければならない。
  1、子どもにやさしい社会の構築
     子どもが健全に育つ社会、子育てに喜びを感じる社会にするために、事故や犯罪から子どもを守る活環境の整備をはかること。
  2、子育てと仕事の両立支援の推進
    家事・子育てに関する男女の固定的役割分担意識を変える社会制度、労働制度を検討する。とくに、労働時間短縮、出産・育児後の再就職促進政策、男性の育児休業制度取得の促進策、在宅保育への支援など保育の多様化が重要。
  3、子育てに対する経済的負担の軽減
      児童手当、奨学金など、社会保障制度における児童・家族関係給付費を拡充し経済的負担の軽減をはかること。
  4、女性の健康と生命の大切さ
    母性保護政策の充実、出産・不妊治療への経済的支援策の拡充すること。また若い女性の性感染症の防止策、暴力・過剰な性描写の規制策などを講じること。
  5、若者の自立の促進と教育女性
    ニート、フリーターの増大に対し、若年者の雇用確保策を講じ、教育機関においても職業体験教育など、若者の自立を促す教育を実施すること。
 
電機連合の定期大会が開催されました
2005.7.7
     
 電機連合第53回定期大会が長野市で開催され、電機連合顧問議員の一人としてご挨拶をさせていただきました。昨年の定期大会では選挙を直前に控え、候補者としてご支援のお願いを申し上げました。早いものであれから一年。「ものづくりの復権にむけて、各省庁はそれぞれ何をすべきか、国としてのきちっとしたグランドデザインが必要だ!」6月30日の経済産業委員会での私の主張などもご紹介しながら、1年間の活動を通じての想いの一端をお話させていただきました。
 

 

 
経済産業委員会で「ものづくり」を中心に質問
2005.6.30
     
 国会は8月13日まで延長され、参議院の経済産業委員会も残す法案は、「エネルギー使用合理化法改正案」1本のみとなりました。この法案が衆議院から送付されるまでの間の委員会活動の一つとして、6月30日、経済産業大臣や省庁幹部に対するいわゆる「一般質問」を行なわれました。私も、民主党新緑風会を代表して40分にわたり、ものづくり政策を中心にした産業政策や省内不祥事問題に関して質問を行いました。
  質問はまず、6月下旬に明らかになった経済産業省の元大臣官房企画室長の不正プール金の株式運用問題を取り上げ、今後の内部調査では、事件に至るまでの経過やお金の流れ、法や内規等との関連、さらにはプール金の使徒目的と支払い決裁者などに留意し、調査をすすめてほしいと要望しました。
  ものづくり政策の強化に関しては、国際競争力を高めていくための政策推進や、スイスのビジネスクールIMDの「国際競争力調査」を援用して我が国の取るべき政策を提案しました。このほか、産業振興・中小企業の連携などにおけるマンパワーの充実、2007年問題に関わる技術継承の問題や子供達への「ものづくり教育」のあり方などについて質問しました。
 

会議録はこちらをご覧ください。

 
「ものづくり白書」が国会に提出されました
2005.6.27
     
 政府は6月1日に、『2004年版ものづくり白書』を閣議決定し、国会に提出しました。『ものづくり白書』は、「ものづくり基盤技術振興基本法」に基づき、ものづくり基盤技術の振興に関して講じた施策に関する報告書として、経済産業省、厚生労働省及び文部科学省の3省が連携して作成するもので、今回で4回目となります。
 
  副題には、『攻めに転ずる我が国製造業の新たな挑戦と製造基盤の強化』が掲げられています。
  白書の内容を「政策レポート」のコーナーで紹介しています。

続きはこちらで

政策研究会を開催(第5回)
2005.06.20
 今月のテーマは「市場化テストの政策目的と課題について」です。
  内閣府・市場化テスト推進室の河室長をお招きし、「市場化テスト法」(仮称)の考え方、狙いについてご講演いただきました。
  「市場化テスト」とは、公共サービスを「官」と「民」が対等な立場で競争入札を行い、価格・質の両面で優れたものがそのサービスを提供するというもの。アメリカやイギリス、オーストラリアなどではすでに実施されています。
   
     
不正競争防止法について経済産業委員会で質問
2005.6.16
     
 6月16日、参議院経済産業委員会において、「不正競争防止法改正案」に関する質問を行いました。
 この法案は、@企業の営業秘密の不正取得・開示・使用に対する罰則を退職者による開示と海外での開示についても適用する、A営業秘密侵害罪の犯人の属する法人に罰金を導入する、B海賊版や模倣品を販売したもの、他の商品の形態と実質的に同一のコピー商品を販売したものに刑事罰を適用する、C知的所有権に関する裁判外紛争手続きにおいて弁理士の代理権を加える――の4点を主としており、あくまで我が国の知的財産や産業技術が不法に流出して我が国の産業や企業が被害に遭わないよう必要な措置を講ずるというものです。
 質問では、まず転職の実態や特徴を厚生労働省に聞きとともに、就業促進をはかる職安行政としてこういった罰則拡大をどのように評価するのかを問いました。経済産業省には、不法行為の実態や民事裁判の事例から、なぜ法改正を急ぐのかを問うとともに、こういった罰則拡大が現場を萎縮させるのではないか、と懸念を表明。さらに転職者側の防衛策の指導の必要性、「営業秘密保持契約」のあり方、競業避止契約のあり方などについて質問しました。これらの質疑のあと、「罰則を強化し契約による営業秘密の保持をはかることも大事であるが、基本的には労使の信頼関係を築くことが最も重要である」と強調しました。
 

最後に、日本の大手電機メーカー4社が調査の申し立てを行なっている香港における日本企業社名ロゴの不正使用に関し、当局として毅然として調査をすすめてほしいと要望しました。

続きはこちらで

平成15年度決算に関する審議を終える
2005.6.7
     
  参議院決算委員会は、6月7日、平成15年度一般会計歳入歳出決算など、決算関連議案3件について審議を議了し、総理大臣をはじめ各大臣の出席にもとで締めくくり総括質問を行いました。この模様はNHK総合テレビで中継され、民主党からは松井孝治議員がIT調達における随意契約の問題について、また直嶋正行議員がJR西日本の安全対策に関して政府を追及しました。質問終了後、決算に関する賛成・反対討論を経て採決にはいり、与党の賛成多数でこれを承認しました。

 併せて、決算審査を終えて集約した「内閣に対する警告決議」を全会一致で可決しました。決議の内容は、これまでの決算委員会の審議で取り上げられたテーマの中から、特に内閣として早急の改善を要するものをまとめたもので、不適切・不正な支出の改善や特別会計における歳入・歳出面の合理化・透明化など、12項目にわたり政府に注文をつけました。
 さらに、会計検査院に対して調査を依頼する「決算審査措置要求決議」を全会一致で可決しました。これも、決算委員会で取り上げられた課題を中心に、会計検査院の今後の検査に加えてほしいテーマをまとめたもので9項目にわたっています。このうち「中小企業高度化資金の運用状況」は、私が決算委員会で取り上げた問題であり、とくに中小企業の事業組合への貸付金の多くが焦げ付き状態になっているので、さらにこの実態解明を要求したものです。  

   参議院における決算審議の重視が求められ、毎年、決算委員会での審議や視察も充実してきておりますが、今後とも、予算執行の公平性・公正性・透明性を求めて、なおいっそうの努力をしていきたいと思います。

(写真は質問に立つ松井孝治参議院議員)

政策レポートを立ち上げました
2005.5.26
     
 政策レポートのコーナーを立ち上げました。第一の政策目標である「モノづくり日本」の復権,日本の製造業を元気にする施策についてレポートを掲載していきます。

 今日、4本目のレポートを追加しました。空港使用料についてです。国際航空貨物はいまや国際物流の主役です。しかし、空港使用料がそのコストを引き上げています。 国の政策がつくった高いインフラコストの代表が空港使用料です。世界一高いインフラコストを背負って、日本の製造業は国際競争に挑んでいるのです。
  中部国際空港は、民間手法で建設費を大幅に引き下げました。この事例は、日本の公共事業全体にとって、注目すべき事例と皆さんにも紹介してきました。さらに建設費用が500億円も削減されたという発表がありました。  →政策レポートINDEX
 

政策研究会を開催(第4回)
2005.05.16
今月のテーマは「ものづくり政策の推進」です。経済産業省に新設された「ものづくり政策審議室」の前田康宏室長を講師にお招きしました。
   
 
 現在、全国9箇所で「ものづくり政策懇談会」 を開催され、この夏にも、「ものづくり国家戦略ビジョン」(仮称)の中間報告を発表されるとのことで、大変精力的に活動をされています。
  「ものづくり戦略は、大企業の本社と話をしていても見えてこない。大企業なら工場の現場、そして中小企業と話をしないとダメ。」「こぎれいな、次元の高い戦略じゃなくて、下腹のうずくような、わくわくする戦略じゃないと動かない」

大変、熱いお話でした!

原子力発電関連法案について質問(経済産業委員会)
2005.05.10
 参議院に付託された「原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立ておよび管理に関する法律案」に関して、5月10日、経済産業委員会で中川大臣などに対し質問を行いました。
 この法律案は、原子力発電において、使用済み核燃料の再処理・貯蔵費、廃炉の経費、放射性廃棄部の処理など、いわゆる「バックエンド事業」にかかる経費(総額18兆8000億円)について、その原資を電気料金から徴収して外部機関に積立てようとするものです。
 質問の中で、エネルギー政策における原子力発電と核燃料サイクルの推進政策の前提条件を確認し、@エネルギー政策の立案における国民の参加の必要性、A電力料金の国際水準への引き下げ努力の継続、B電力料金の受益者負担の公平性の確保、C各種エネルギー計画・見通しなどの一本化の必要性――などを主張しました。

※質疑はこちらをご覧ください。
 
答弁に立つ保坂経済産業副大臣(手前が中川大臣)
JR福知山線の脱線事故に寄せて
     
 4月25日朝、兵庫県尼崎市のJR福知山線で起きた快速電車の脱線事故は、107人もの方が犠牲になり、460人の方が負傷されるという、未曾有の大惨事となりました。亡くなられた方に心から哀悼の意を申し上げますとともに、負傷された方々の一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
 このような悲惨な事故を二度と起こさないため、原因の徹底究明と再発防止対策に万全を期さなければなりません。
 まず、事故原因について、科学的・総合的な究明が必要です。直接的な事故原因に加え、JR西日本の日常の安全管理や運行管理、社員教育や労務管理など会社全体の安全管理体制の分析・検証が必要です。
 私も20年前まではこの路線で毎日通勤をしていました。電車の運転本数、乗客数もまったく違い、隔絶の感がありますが、当時はこのような事故が起こるなどとは思いもしませんでした。事故原因の調査結果を踏まえ、公共交通機関の安全確保について、国会の場においても論議をつくして行きます。
 
 
政策研究会を開催(第3回)
2005.04.25
今月は厚生労働省の職業安定局 岡崎淳一総務課長においでいただき、雇用政策の現状と課題についてお話をいただきました。  
  失業率と有効求人倍率の関係、求職が増えても失業率が減らない、いわゆる「雇用のミスマッチ」といわれる状況の説明や、若者の就業意欲の問題、行政としての対応策などお話を伺いました。ご講演のあと、年金受給年齢の繰り下げによって、これから深刻化する高齢者雇用への対応について、また、製造業で急速に増加している派遣労働者、請負労働の実態と、これがもたらす雇用環境の変化についてなどが議論になりました。
※参考資料 完全失業率と求人倍率の動き(当日の講演資料より)
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民主党参議院比例区第3総支部