本年1月20日に開会された第164通常国会は、150日の会期を終え、6月18日をもって閉会します。今国会は、衆議院での与党の圧倒的優勢のもとで、当初から与党側の強引な国会運営が予想されましたが、建築物の耐震偽装問題、子供への凶悪犯罪の多発、米国産牛肉の輸入再開の問題などを背景に、民主党は今国会を「安全国会」として位置付け、野党共闘も推進しながら与党・政府を追及する姿勢を一段と強めて臨みました。この間、民主党は、ライブドアの堀江前社長を巡っての偽メール問題で党内の混乱を招き、国民からも大きな不信を買うことになりましたが、前原代表の辞任と小沢一郎新代表の就任をもってこの危機を乗り越え、4月の千葉7区における衆議院補欠選挙では見事に勝利しました。さらに後半国会においては、国民的議論が尽されていない教育基本法改正案、憲法改正のための国民投票法案、共謀罪法案などの重要法案の成立を阻止しました。
しかし、高齢者の負担を強める「健康保険法」の改正、公務員の労働基本権の確立には至らない「行政改革関連法案」、参議院の選挙区の定数是正が不徹底な「公職選挙法改正案」などの成立を許し、国民の期待に十分に応えることはできませんでした。また、国民生活の維持・向上、雇用の安定、さらには「ものづくり」政策の強化という視点からの予算審議や法案審議は実りの多いものとはなりませんでした。
私としては、本会議で1回、国土交通委員会で7回、行政改革特別委員会で1回、決算委員会で2回の計11回にわたり質問をいたしました。とくに、6月7日の決算委員会での総括質問では、経済運営のあり方、ものづくりのための人材育成、サッカーくじの運営問題を中心に小泉総理大臣ら主要閣僚に対して質問をし、前向きの答弁を得ることができました。
今後の政治日程としては、自民党の総裁選挙と民主党の党代表選出、そして新たな首班指名をし、継続された重要法案の審議をする秋の臨時国会、10月の衆議院の補欠選挙、そして来年4月の統一地方選挙、7月の参議院選挙とめまぐるしく展開しますが、民主党にとっては、政権を担うチャンスを生かせるかどうかの重要な1年になるでしょう。
私といたしましても、国民の生活と雇用を守り、あらゆる面での国民の安全を保証し、そして経済の牽引を果たす製造業のものづくり力の強化をめざす政策の確立に向けて全力を尽くしたいと思います。
最後に、ご支持をいただいております皆様に対しまして、今国会中のさまざまなご支援・ご鞭撻に心より感謝申し上げ、国会閉幕にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。 |