遅牛早牛

よく分からない都議選の争点ともう一つ

 昨年夏から都民になった。いよいよ投票権が手に入る。第193国会の日程にまで影響を及ぼした都議会議員選挙。なぜか肩に力が入る。小池都知事のパーフォマンスに翻弄された11カ月。中締めの季節である。しかし争点がよく分からない。豊洲どうなるの。どうしたいの。築地はどこへ行くの。

 この選挙は小池組と自民組の単なる綱引きなのか。あるいは何かしら改革を進めるのか止めるのか。「都民ファースト」って何がファーストなの。小池さんが戦っている東京の自民党って「都民セカンド」いや「都民サード」だったのかしら。そういえばボス支配然とした雰囲気はあったのは確かだし、2020年の東京オリンピックに向けて何か術を使いそうだったし、まあよく分からないのが受けない原因なのか。争点の目鼻立ちをはっきりして欲しい。

 都道府県議会は中二階である。そう言って総スカンを食った政治家がいたけれど、気持ちは分かる。国会は国権の最高機関、評価はともかくそうである。市町村は行政サービスの最前線、市民と直面する。間にある都道府県は中二階部分を担う。貶めるために言っているのではない。そう思われている。だから黙っていると埋もれてしまうぞ。と応援的警告として言っているのだろう。都議会議員に限れば「区会議員よりエライ」と単純に思っているのか。行事での挨拶順が国会議員の次。しかし聴衆は「挨拶は短縮か省略」がいいと思っている。挨拶の内容も党機関紙の通りに言って回るのもいいけど、自分の考えを聞かせて欲しい。都議会の大切さを地味で結構、リアルに表現して欲しい。あれもこれもなんでも取ってくるぞ。ではなく、気持ちのいいオリンピックの実現のために、どうするのか。黙っているけど全員賛成ではないのだオリンピックは。東京都の財政は恵まれている。しかし待機児童問題は解消していない。など問題山積。これは国の問題。それは区の問題。と仕分けしてもしょうがない。庶民感覚で生活改善を語ってください。久しぶりの都民だからいま聞き耳を立てている。

 ところで都議選が終われば、民進党代表の責任論が出てくるって本当なのか。都議選は民進党東京都連の責任ではないのか。四年に一度の選挙。そうでなくても埋没しやすいのだから、強く顕示しなければ生き残れない。それは都連の役割である。失敗の後始末を代表に回すのは論外。第一結果はまだだ。支援者に失礼だろうが。代表に求めるばかりで、自らは何をするのかは語らない。自立、自活しなければ党再建はおぼつかない。これも争点不明。7月2日の都議選よく分からないことがふたつある。

加藤敏幸